平清盛からの広がり方に自分が一番引いている
週末はおうちで無双orochiなどをクーラーガンガンにきかせてたしなみました。
- 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
- 発売日: 2011/11/02
- メディア: Video Game
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魔王遠呂智(オロチ)さんが三国志の人物や戦国時代の人物やジャンヌ・ダルクとか名だたる名将をタイムスリップさせて集めて、
みんながドンパチやってるのをオロチさん、高みの見物してフハハハハとかいってるから
みんな激おこプンプン丸!になっちゃって打倒遠呂智!をスローガンに進軍してく
そんなアクションゲームなんです。ストレス発散ができます。
ふと思ったのが、
主人公がいる以上遠呂智(オロチ)っていう絶対悪の敵を作るのは物語構成上必要で、ある意味テンプレだしまぁ、空想上の人物だからいいとしよう。
妲己も話し方がイラってするからまぁ悪役でいいや。
そんな中、平清盛さんという日本史に出てくるような実在の人物を悪役で出すことがなんかもうとってもむずがゆい。
昨今は、キャラと物語の関係性が希薄になりがちという説があって。
手塚治虫先生の頃は物語に壮大なテーマが隠されていて、命の大切さとか、戦争の悲惨さとか、
そういうテーマを伝える物語作品の構成要員としてキャラがいた、
ブラックジャックも、火の鳥もメッセージを伝える手法みたいな話。
それと比べると近年はいわゆる萌えキャラが単に日々を過ごすだけの日常系作品(らき☆すたとか)がでてきて、
まずキャラありき、読者はこのキャラかわいいーかっこいいー萌えー(*´∀`*)
で作品のファンになって、物語はなんとなく置いてけぼりであとから付けたようなかんじが主流ですよね。
いわゆる歴史っていうのはキャラも物語もすごく重要で切っても切れない関係だったけど、
上の流れから、歴史という物語からはがされて名前だけ借りた史実上の人物を使った
オリジナルストーリーだったりゲームだったりが生まれたりして。
斯く言う私も伊達政宗さんが「Are You ready?」っていってるの見てオホホホホウとなっちゃったし
「新選組キャラが登場!」ってついてると惹かれちゃってついつい買っちゃうんだけど。。
そんな流れがあるから、平清盛さんが悪側でかかれることは歴史とは全然離れた創作キャラなんです、キリッ☆
っていうのはわかるんですけど、歴史っていわば大多数の日本人がもっている共通認識だしだし、
どうしてもキャラと物語を切り離せなくて違和感があるかなぁ。。
平清盛さんが三国志とかと比べるとマイナーなので絶対悪みたいに書かれると、
そう思い込んでしまうかもしれないっていう拒絶反応なんかな。。上書きできる物語がありふれてないし。ヲタ的ATフィールドかしら。
とかむつかしいことを考えてるといつの間にか遠呂智軍にやられちゃったので、
お風呂入って寝よう。
キャラとかキャラクターの話は伊藤さんの本がとてもオススメです。
ほんとは↑使い分けないといけないんですけどね。。
- 作者: 伊藤剛
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2005/09/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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